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共感採用とは?
注目される背景やメリット・デメリットをご紹介!
共感採用のデメリット
しかし、共感採用にはデメリットもあります。ここからは主な理由を解説します。
採用までの時間がかかりがち
人に向き合って自社の理念への共感までもって行くことは、多くの時間を必要とするでしょう。そのため、他の方法と比較すると採用までの時間がかかってしまう傾向があります。表層で理解するだけなら早いかもしれません。しかし、心から共感できるようになるためには、どうしてもある程度の時間や努力が要求されるでしょう。双方が共感できるまで、辛抱強くコミュニケーションを取る必要があります。
多様性が損なわれてしまう可能性も
また、共感を軸に採用した結果、社員が同質化してしまうかもしれません。多様な個性を単一の共感でまとめようとする力は、共感できない人を排除する方向に働く可能性をもっているからです。そのため、簡潔であると同時に特定の意味にしか読めないのではなく、立場や状況に応じて多様な視点から解釈できる包容性を備えた風土が必要です。
条件・待遇面を重視する層には不向き
「仕事は労働力と対価の交換」と割り切っている層には、共感採用は向いていないかもしれません。そのような人は良い条件・待遇を提示すれば高いパフォーマンスを発揮するかもしれません。しかし、共感採用のみではそうした層を中々取り込めないでしょう。
共感採用の導入方法と各社の取り組み
では、共感採用はどう導入すればよいでしょうか。共感採用実施初期には、長期的な利益を考えて、まずビジョン・ミッション・バリューを言語化することからはじめましょう。どの部分に共感して欲しいか、他社との差別化を図ることが重要です。
では、共感採用の成功例として、ユニリーバの例を簡単にご紹介します。世界的な消費財メーカーのユニリーバでは、社員の多様性を会社として推進するべき課題と捉えて来ました。社員のキャリアでも多様性を重んじ、社員の思いと会社の価値観が共感する繋がりづくりを目指しています。共感採用で入社した人は、会社へのエンゲージメントやパフォーマンスが高い傾向が出たそうです。
まとめ:採用サイトを通してビジョン・ミッション・バリューを伝えよう!
今回は、共感採用についてご紹介しました。共感採用の根幹であるビジョン・ミッション・バリューをより多くの人に伝えるためには、採用サイトなどにしっかりと記載しておくことが大切です。採用サイトを通して、伝えたい想いを発信できれば、きっと素晴らしい共感者が来てくれるでしょう。