コラム

採用担当者様が抱える問題や悩み、就職活動・転職活動についての情報をまとめたコラム記事を日々更新しております。
採用活動に役立つ情報、耳寄りな情報、為になる情報を発信していきます。是非ご覧ください。

  • 採用ブランディング

ものづくり補助金とは?申請の際の注意点も解説!

導入

コロナ禍にあって外出を控えなくてはならない昨今、ネットで買い物ができるECサイトの需要がさらに高まっています。政府もそんな状況を踏まえて、2020年にコロナ感染対策の一環として「非接触型ビジネスモデル」への支援促進を決定しました。

 

これにより現在、ECサイト事業者向けの補助金・助成金制度が充実してきました。この記事では、その中でも経営革新を目的とした補助金「ものづくり補助金」について解説していきます。

 

ものづくり補助金とは

「ものづくり補助金」とは中小企業が「新しいサービス」や「革新的なサービス」を創り出すために、政府が補助金を出す制度です。ものづくり補助金は事業類型によって上限額が異なり、受けるには審査が必要です。ここからは、事業類型と補助上限額、審査項目について解説していきます。

 

事業類型

ものづくり補助金は「一般型」「低感染リスク型ビジネス枠」「グローバル展開型」など事業型別にコース分けされています。大まかな概要は以下の通りです。

 

一般型は、経営向上が見込める「革新的なサービスやものづくり」を条件に、開発に必要な設備費などの補助が受けられます。

 

低感染リスク型ビジネス枠は、小規模事業者の「事情継続とコロナ予防を両立した非接触型ビジネスモデル推進」を条件に、開発に必要な設備のほか、広告宣伝・販売促進費などが補助の対象です。

 

グローバル展開型は、「海外事業の強化・拡大」を条件に、設備・システム構築費などの補助が受けられます。

 

補助上限額

各コースの基本的な補助上限額は以下の通りです。

 

・一般型   1,000万円

・低感染リスク型ビジネス枠      1,000万円

・グローバル展開型 3,000万円

 

基本的に補助率は中小企業が2分の1、小規模事業者が3分の2です。一方で、低感染リスク型ビジネス枠は一律で3分の2になります。

 

ものづくり補助金の審査項目

ものづくり補助金の審査項目には「技術面」「事業化面」「政策面」の3つがあります。

 

技術面でポイントとなるのは「革新性」です。今までにない新サービス・新製品を創出できるかが重要な評価基準になります。ここでいう革新性では、具体的には「競合他社において一般的ではない」新しさが求められます。

 

事業化面は、「利益を上げるプロセスの説明」ができるかがポイントです。「事業計画書」と考えればわかりやすいかもしれません。金融機関や投資家から融資を受けるのと同じように、補助金を出す価値があることを説明します。

 

政策面では、政府が推奨する項目を満たしているかがポイントになります。たとえば、コロナ対策下にある現在、ECサイトのように「非接触型ビジネスモデル」であることはこの要件を満たしていることになるでしょう。

 

ECサイトの開設にものづくり補助金が活用できる!

コロナ禍の政策面で要件を満たしているECサイトの開設は、ものづくり補助金の申請が通りやすい傾向があります。ここからは補助金を活用した大規模なシステム開発や、ECサイトの開設事例について取り上げていきます。

 

大規模なシステム開発におすすめ

ECサイトの開発の補助金には「IT導入補助金」もありますが、大規模システム開発なら「ものづくり補助金」がおすすめです。その理由として、「ものづくり補助金」の方が補助金を多く受け取れることが挙げられます。IT導入補助金の上限が450万円であるのに対し、ものづくり補助金の上限1,000万円と倍額以上です。補助率も一部条件を満たすと2/3まで引き上げることができます。

 

また、ものづくり補助金ではWeb制作こそ対象外になるものの、新商品の開発に必要な技術導入費、機械装置費など補助の枠組みが広く設けられています。IT導入補助金では対象外になる「スクラッチ開発」のような新システムの開発にも活用できます。これも大規模システム開発にとって相性が良いポイントです。

 

ものづくり補助金を活用してECサイトを開設した事例

コロナの影響で、さまざまな業界が非接触型ビジネスモデルへの移行を余儀なくされています。ネットで商品を販売するECサイトは、非接触型ビジネスモデルの代表といえるでしょう。ここでは、補助金を活用してECサイトを開設した事例を紹介します。

 

今までリゾートホテルなどへ商品を卸していた果物農家では、ホテル業界の不況のあおりを受けて納品先との取引が滞りました。そのため、果物農家では新しい納品先を開発するため、果物を急速冷凍してネット販売する事業計画を作成しました。非接触型ビジネスモデルを推進するこの事業計画は、申請の採択を勝ち取っています。

 

非接触が求められる現在、店舗を持つビジネス形態でもECサイトの開設が推奨されています。今後、ものづくり補助金の活用したECサイトの開設はさらに増加していくでしょう。
[show_next]2.ものづくり補助金を申請する際の注意点[/show_next]

1 2

注目コンテンツ

まずはお気軽にご相談ください。
採用サイト制作のプロが御社に最適な
採用サイト制作をご提案します。