#Webマーケティング
【2021年2月Google発表】新キーワードのマッチタイプの解説

2021年2月、Google 広告のキーワードのマッチタイプが変更されることが発表されました。
これまでは「完全一致」「フレーズ一致」「絞り込み部分一致」「部分一致」の4種類だったマッチタイプが、フレーズ一致の動作に絞り込み部分一致の動作が組み込まれ、「完全一致」「フレーズ一致」「部分一致」の3種類へ簡素化されることになりました。2月中旬には徐々に移行され、2021年7月には新規の絞り込み部分一致が作成できなくなります。
そこで今回は、新しくなったマッチタイプの解説と、仕様変更に伴い対策すべきことをまとめました。
 

新しいマッチタイプの解説

新しいマッチタイプでは「フレーズ一致の動作に絞り込み部分一致の動作が組み込まれる」ことになりました。具体的にどこが変更されるのか解説いたします。

旧フレーズ一致の定義

・設定したキーワードを含み、語順が同じ場合に広告が表示。
・前後に他の語句があっても表示される。
・キーワード間に別の語句がある場合は表示されない。

旧絞り込み部分一致の定義

・設定したキーワードを含み、語順が違う場合でも広告を表示。
・キーワードの前後やキーワードの間に別の語句があっても広告が表示される。
 

新フレーズ一致の定義

・設定したキーワードを含み、語順が違う場合でも広告を表示。
・キーワードの前後や間に別の語句があっても広告を表示。
・語順が変わることで意味が変わる場合は、広告は表示されない。
 

 
つまり、絞り込み部分一致の動作が全てフレーズ一致に組み込まれる仕様になります。新しい動作として、語順が変わると意味が異なる語句に関しては広告が表示されなくなります
 

仕様変更ですべき対策

フレーズ一致を利用している場合

除外キーワードの追加

新しいマッチタイプでは、これまで広告が表示されなかった語順違いや、キーワード間に語句がある場合でも、Googleが同じ検索意図と判断した場合は広告が表示されるようになります。語順違いの語句には広告を表示させたくないという場合は、事前に除外キーワードを追加することが必要になります。
 

絞り込み部分一致を利用している場合

キーワードの追加
新しいマッチタイプでは、語順違いではどんな場合でも広告が表示されていましたが、今後は意味が異なると判断した場合は広告が表示されなくなります。そのため、現状より表示回数が減る可能性があります。検索語句レポートを確認し、成果の高い検索語句はキーワードとして追加し対策を行うことがおすすめです。
 

仕様変更に伴う注意点

マッチタイプを変更すると今までのデータがリセット!
仕様が変更になったからといって、現状の絞り込み部分一致キーワードをフレーズ一致キーワードに変更する必要はありません。むしろしないでください!マッチタイプを変更した場合、これまでのデータは引き継がれず全てリセットされます。
現在設定している絞り込み部分一致キーワードは、マッチタイプを変更しなくても新しいマッチング仕様で運用できるため、フレーズ一致に変更する必要はありません。
 
 
仕様変更に伴い、慣れるまでは少し混同しそうですがこれまでのマッチタイプより分かりやすくなったのではないでしょうか?
本格的に変更になるのは2021年7月からですので、新しいマッチタイプを理解し正しく広告運用をしていきましょう!
 
 

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