
こんにちは!ディレクターのKです。
Google広告運用者の皆さん!まだ広告管理画面上だけで一生懸命アカウント管理・編集していませんか?
今回はGoogle広告において圧倒的に工数・時間・ミスを減らしてくれるGoogle広告エディターについてご紹介します。
目次
■Google広告エディターとは(Google Ads Editor)
Google広告エディターはGoogleが無料で提供しているアプリケーションです。
複数のキャンペーンや広告グループの設定を、オフラインで一括して編集・管理することができます。
■Google広告エディターの強み
Google広告エディターを活用する利点は大きく2つあります。
①一括編集により、とにかく作業スピードが早い
・キャンペーン・広告グループ間で項目のコピーや複製が可能
例えばキャンペーンA内広告グループAをキャンペーンB内に複製する場合、コピー&ペーストで広告グループA配下のすべての項目がコピーされます。
そのため、既存の広告グループの設定を一部変更したものを新規広告グループ作成しABテストしたい場合などに非常に便利ですね。
・ファイルでインポート・エクスポートが可能
莫大な量且つ複雑なキーワードの追加・停止や広告の遷移先URLをすべて変更したい場合、管理画面上で1つ1つ編集しますか?
エディターを使えばExcelなどのファイルで一括インポート・エクスポートができるため、1時間かかっていた編集作業が10秒で完了します。
②広告の設定・編集ミスが減る
・オフライン編集なので、下書き状態で変更内容のチェックが可能
管理画面におけるアカウント編集はすべてリアルタイムに実行されます。
2~3キャンペーンのステータスをON→OFFに切り替える等、簡易的かつミス発生の可能性が限りなく低いアカウント編集であれば問題ないでしょう。
ただし、例えば膨大且つ複雑アカウント変更で仮に変更ミスが起きていた場合、管理画面上だと気づきにくいですし、
時間のラグはありますが当然アカウント変更した瞬間から配信されるため、そのミス設定の状態で広告費用が使用される可能性が大いにあるのです。
・ファイルエクスポートによる一括チェックが可能
ファイルエクスポートによるメリットは①でご説明した工数削減だけでなく、第三者がダブルチェックを行う際にも非常に有効です。
Excelなどのファイルに落とすと管理画面とは違い、複数のキャンペーン・広告グループ・キーワード等がすべて1画面上で確認することが可能です。
■注意点
エディター使用時、設定項目の初期値に注意しましょう。
例えば広告グループの設定項目に「ターゲットの拡張」がありますが、こちらの初期値は「レベル1(慎重)」になっています。
ディスプレイ広告やファインド広告などのターゲット拡張に対応しているキャンペーンの場合、「無効」以外の設定はターゲティング設定以外のオーディエンスユーザーにも配信がされますので
意図的に拡張したい場合を除いて「無効」に設定していたほうが無難でしょう。
他にも初期値で意図しない設定になっている場合があるため、慎重に確認が必要です。
※インポートするファイルの設定項目はすべて英語表記なので設定内容の見落としに要注意
■まとめ
皆さんいかがでしょうか。
お客様の広告運用をオペレーション部分から経験した私が思うに、管理画面上のアカウント管理や編集における効率・リスクを考慮するとGoogle広告エディターを活用しない理由がないのです。
当然、シンプルなアカウント構造で数少ないキーワードや広告で配信する場合は管理画面上で事足りるかもしれません。
一方で、その状態は機会損失を生む可能性もありますし、少ないデータで分析するため評価が偏ったり曖昧になったりする可能性があり、運用の質が落ちます。
より詳細に分析してよりクリティカルな施策を実施するため、その部分に工数・時間・費用を割くため、是非Googleエディターを使いこなせるようになりましょう!