ネットで情報収集が当たり前の今日、WEBマーケティングも企業の主要集客手法となっています。
正確にターゲットユーザーに情報を発信できるGoogleはもはや広告主にとって欠かせない手です。リスティング、リマーケティングディスプレイ、スマート ディスプレイなどキャンペーンの仕様はいろいろありますが、今回は自動運用できるスマート ディスプレイキャンペーンについてご紹介します。
スマート ディスプレイ キャンペーンとは
ターゲットユーザー属性、地域、時間帯などの細かい設定はなし、画像素材とコピーライティングを複数用意、Googleが自動的に最適なパターンを組み合わせしてネットワークに配信するのがスマート ディスプレイキャンペーンです。
より多くのパターンを組み合わせ、最適なディスプレイができるためにも、画像、タイトル、広告文はそれぞれ3~5通入れましょう。
また、スマート ディスプレイキャンペーン「コンバージョン課金」が適用されます。
1クリックいくらではなく、コンバージョンが発生する際のみ課金されます。そのため「目標コンバージョン単価」の入札が低い場合はリーチ数やクリック数も少ない可能性があるのでリーチ数を見て「目標コンバージョン単価」を調整しましょう。
参考:
https://support.google.com/google-ads/answer/7020281?hl=ja
こんな広告主におすすめしたい
スマート ディスプレイ キャンペーンは低価格でより多くのユーザーにリーチできるのが特徴です。こういったご希望の広告主は取り入れてみていいかもしれません。
- ターゲット指定など細かい設定に手間をかけたくない方
- より多くのユーザーに広告をディスプレイし、認知度を高めたい方
- コンバージョンで課金したい方
- 低単価でクリック数(流入数)を稼ぎたい方
- 新規ユーザーを獲得したい方
注意点
スマート ディスプレイ キャンペーンはコンバージョン獲得のための広告なので、Googleが過去の広告状況を照らし、十分なデータ分析を基づかないと配信できません。
必須条件としては、過去 30 日間にディスプレイ ネットワークで 50 回以上(または検索ネットワークで 100 回以上)のコンバージョン獲得履歴です。
この条件を満たしてスマート ディスプレイ キャンペーンを配信開始して、まずはおよそ2週間の学習期間、またはコンバージョンが 50 件に達した時点でキャンペーンの最適化が開始されます。
また、よく勘違いされますが、スマート ディスプレイ キャンペーンはリマーケティング広告ではありません。
既存ユーザーにもディスプレイされることはありますが、Googleが自動的にコンバージョン可能性の高いユーザーに配信しますので、どちらかというとより多くのターゲットにアプローチし、新規ユーザー獲得のためのキャンペーンです。
より多くのユーザーに配信しているため、中にはターゲットではないユーザーも少なくありません。そのため直帰率が高くなるのもスマート ディスプレイ キャンペーンの特徴です。ただしっかりと目標単価でコンバージョンを持ってくればよいではないでしょうか。
もう一つ注意しなければならないのは、広告の効果を上げようとしてクリエイティブを変更すると、その広告ごとが新しい広告として改めて学習期間を始めることになります。
過去のコンバージョンデータが無駄になるので、違うクリエイティブでコンバージョン効果を見たいときや新規素材があったときは一つずつ新しく広告を作成しましょう。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
配信条件が満たしていればぜひスマート ディスプレイ キャンペーンを試してみましょう。