
サイトマップとはウェブサイトの全ページ構造を地図のように記載しているファイルです。作らなくてもサイトは普通に稼働するので新しくサイトを立ち上げるときに忘れがちです。
HTMLサイトマップとXMLサイトマップの2種類があります。
HTMLサイトマップはユーザーに見せるためのサイトリンク集ページです。実際に使う人が少ないため、サイトを閲覧しているユーザーにとってわかりやすいものを作っていればこれは無くても問題ありません。
XMLサイトマップは検索エンジン(Googleクローラーなど)にサイト構造を伝えるためのファイルです。これを作ることによってSEO改善にもつながります。
今回の記事ではXMLサイトマップの役目は何なのか、どうやって作成するのかを紹介していきます。
目次
XMLサイトマップの役目
①検索エンジンクローラーにサイト構造を伝える
クローラーが各ページを巡回し、インデックスすることでサイトが検索結果に出ることができます。サイトの構造をマップにしてクローラーに分かりやすく伝えることができます。内部リンクの多いサイトに特におすすめです。
②新しいサイト或いはページを早く見つけてもらう
新しく作ったサイトは早くインデックスされて流入を稼ぎたいでしょう。クローラーが発見してくれるのを待つのは時間がかかりますのでサイトマップを作って巡回してもらいましょう。
③ページの更新や改善を行ったことを早めに検索エンジンに伝える
現在はクローラーの精度が上がっていますので、あまり更新のない中小規模のサイトのはそれほど気にしなくても良いと思われますが、リニューアルや重要なコンテンツの追加がある場合はやはりサイトマップがあったほうが速くインデックスされ、順位上昇にもなります。
XMLサイトマップの作成方法
サイトマップは外部ツールやWordPressプラグインで作成できます。
ツールを使ってを作る
・「sitemap xml editor」
登録なしで使えるサイトマップを作成する自動生成ツールです。最大取得URL数1‚000で、それ以上URLが存在する場合は、「除外ディレクトリ」を指定するか有料のツールを使ったほうがいいです。
・「sitemap xml generator」
こちらも登録なしで使えるツールです。無料版は最大500URLを取得可能で、有料版は最大5万URLを取得あのうです。
・Search Consoleで送信する
定期的にクロールしてもらうのが目的なので、サイトマップを作成、ダウンロードしたらサーバーアップしてSearch Consoleで送信する必要があります。
WordPressプラグインでサイトマップを作る
WordPressで作ったサイトならプラグインで簡単にサイトマップを作成できます。
・Google XML Sitemaps
Google XML SitemapsはGoogle社が開発したXMLサイトマップを自動で作成し、送信するプラグインです。
WordPress管理画面のプラグインメニューで検索すると出てきます。
・All in One SEO Pack
All in One SEO PackはMetaなどSEOに必要な設定を一括管理できるプラグインです。その機能の一つにXMLサイトマップ作成もできます。
WordPressはプラグインが干渉し合い、機能がおかしくなることもありますので、プラグイン数をなるべく減らす方向がいいでしょう。すでにAll in One SEO Packを入れているサイトにはこちらをおすすめします。
プラグインを使ったサイトマップは自動的にURLが生成されるのでサーバーにアップする必要もなく、始めだけSearch Consoleで送信しておくいいです。
まとめ
必須ではありませんが、無料かつあまり手間かからない利点でSEO改善を意識してサイトマップを作っておきましょう。