Google広告を運用する中で、一つの要はコンバージョンの設定です。配信効果の検証、改善するために正しく合理的なコンバージョンを設定することは極めて重要です。
この記事はコンバージョンの種類、設定方法などをご紹介します。
コンバージョンとは
コンバージョンとは、ウェブサイトにおける訪問アクセスから見込み客への変換のことです。サイトの構造やサービス内容によって設定できるコンバージョンも異なります。
ECサイトの場合、会員登録、買い物かごに追加、決済をコンバージョンにすることが多いです。
サロンなど実店舗への集客目的のホームページの場合、電話、お問合せ、資料請求などがコンバージョンとして設定することが多いです。
具体的なアクションを取りにくい場合は滞在時間やページビュー数を目標にするのも可能です。
コンバージョン設定の目的
広告のコンバージョンを設定することで費用対効果をよりはっきり把握できます。例えば、サロンへの集客目的の広告で一人当たりの来店にいくらコストがかかったのかを知ることができます。
それぞれのキャンペーン、キーワードがどれぐらいのコンバージョンを起こしたのかも分かるので、広告の改善施策に活用できます。
広告施策の効果を正しく測定できるために、はじめにサイトのコンバージョンが何になるかを定めておきましょう。どのサイトでも複数のコンバージョンを設定できます。
Google広告でコンバージョンの設定方法
広告のコンバージョントラッキングは下記4種類あります。アプリではなく普通のホームページの場合は「ウェブサイト」、「電話件数」、「インポート」を活用できれば十分です。
①ウェブサイト
トラッキングしたいページで指定のタグを埋め込むことで広告から流入したユーザーが指定ページ上の行動を追跡することができます。
例えば、お問合せ完了のページにトラッキングタグを埋め込んだら広告経由のお問合せ件数を追跡できるようになります。
設定手順はこちら↓
https://support.google.com/google-ads/answer/6095821?co=ADWORDS.IsAWNCustomer%3Dfalse&hl=ja
複数の行動をコンバージョンにしたい場合はGTM(Googleタグマネージャー)を使用することをおすすめします。
一度GTMを導入したらタグの追加や変更はエンジニアに頼らなくて済むのでとても便利なツールです。GTMの具体的な設定方法はまた別の記事で紹介する予定です。
②電話件数
電話での問合せや予約を促進したいときは広告のオプションで電話番号を追加し、広告を見て電話したユーザーのトラッキングができます。
広告のオプションではなく、ウェブサイトへ流入後に電話番号をクリックした件数も追跡可能です。この場合はサイトで別途コンバージョントラッキングタグを設定する必要がありますので、先ほどおすすめしたGTMを活用しましょう。
通話コンバージョンをもっと詳しく見たい方はこちら↓
https://support.google.com/google-ads/answer/6100664?hl=ja&ref_topic=7280667
③インポート
すでにアナリティクスを導入し、目標を測定しているサイトにはとてもおすすめの手法です。
Google広告とアナリティクスのアカウントをリンクし、データを導入すれば、アナリティクスで設定済みの複数目標を記録できるようになります。
とあるECサイトのアナリティクスを導入したものはこちらです。
設定の詳細はこちら↓
https://support.google.com/google-ads/answer/2375435?hl=ja
最後に
アカウントを作り、広告を始めるのは簡単です。ただ適切なコンバージョン設定やその後の分析改善を行わないと効果を出すのはなかなか難しいです。
費用対効果でお困りの際にぜひお気軽にお問い合わせください。