企業がPR(プロモーション)施策に掛ける費用の中、インターネット広告は堅調に成長してきました。
電通調べによると、インターネット広告は6年連続で2桁成長を果たし、2019年の伸び率19.7%は近年最高となり、市場をけん引する役割となってきました。
そのうち運用型広告(リスティング広告)費用は60%以上を占めています。
今年はコロナウイルスの影響で広告費を縮小しなければいけないところも多いかもしれませんが、屋外広告、交通広告と比べ、リスティング広告は配信期間や予算を柔軟に調整できるメリットがあり、これからも企業PR施策の重要手段として成長が期待されています。
新たにリスティング広告を開始する際は事前に調査、準備しておくとより効果的に運用できるでしょう。
今回の記事はリスティング広告の事前調査についてご紹介します。
キーワード調査
リスティング広告はユーザーが検索するキーワードに対してテキスト文を配信する広告です。
まずはGoogleキーワードプランナーを使って自社製品・サービスの関連キーワードを調査しましょう。
各キーワードの月間検索ボリューム、検索数推移、入札単価予測などを見ることができます。配信予定のキーワードをリストアップすれば、広告予算、全体のクリック単価なども試算できます。
ただし、Googleキーワードプランナーは無料のツールですが、広告を配信していないアカウントだと、検索ボリュームは「1万 ~ 10万」のような幅を持つ数字でしか表示してくれません。
ターゲット明確化
ターゲットを明確にすることで無駄なクリックを抑え、広告予算をより有効に使うことができます。
Googleリスティングでは、配信ユーザーの年齢層、性別、収入、時間帯、地域などを細かく設定できます。自社のターゲット層を正確に把握しておきましょう。
競合調査
競合他社がどんなリスティング広告を配信しているかを知ることは自身の広告運用を成功させるための早道と言っていいほど重要な一環です。
では競合調査はどうすればいいでしょうか。
・競合URLを絞り出す
配信予定のキーワードを実際に検索して広告サイトを見つけたり、SEMrushなどのツールを使えば競合サイト一覧が表示されます。その中から3、4つ程絞り出しましょう。
・競合キーワード調査
SEMrushで競合のURLを入力すれば、配信キーワード、CPC、リンク先などの一覧が出ます。
例えば、Amazonを調べてみると、このような情報が出てきます。
・広告コピー参考
同じくSEMrushでの調査です。競合サイトの広告コピーも一覧で見れます。一つ一つ検索しなくて済むのでとても便利な機能です。
どの広告が効果的かまではわかりませんが、出現頻度の高いフレーズは効果的だと思われますので、いくつかの競合を調査して、フレーズを参考にしたらユーザーにささる広告文を作ることができるでしょう。
※SEMrushなどマーケティングツールのデータはあくまで予想なので実際と異なることもあります。
・まとめ
リスティング広告の事前調査についてご紹介しました。準備が大事ですが、実際に運用中の改善も同様に大事です。
これからオンライン広告をお考えの方、今の代理店の運用があまり望ましくない方、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
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