
Withコロナ時代のWebマーケティングでは、
対面での営業や対面での販売ができなくなったことから、
集客活動のオンライン化が進んでいる。
特に、営業活動や集客活動は専らオフラインだった中小企業が、
Webマーケティングに取り組む必要性を感じ、
一気にサービスサイトやECサイトの活用を始めた。
『オンライン化すべきなのはわかっているけど、現状困っていないし。』
『そっち(オンライン)は疎いから、わからない。大変そうだから、このままでいいよ』
そんな担当者も多かったのではないかと思う。
しかし、そうも言っていられなくなってしまった。
会社から、Webサイトを作り変えて、サイトから問い合わせが来るようにしようと指示が出たが、
なにをどうしたらいいか、費用はどれくらいかかるのか、全くわからない。
こういったお問い合わせは、2020年の春から、急激に増えたように感じる。
今回はそういったお問い合わせを受けた際に、
重点を置いてご説明した内容を紹介していく。
これは、間違った認識を持たれていることが多く、
そのまま進めてしまうと危険だなと感じた点なので、
これからオンライン集客・Webマーケティングに取り組もうと考えているご担当者様には、
是非参考にしてもらいたい。
Webサイトを作っただけでは、誰も見に来てくれない
間違った認識その1が、
Webサイトを作れば集客ができる、だ。
現在、日本だけでも9000万以上のWebサイトが存在すると言われている。
(稼働していないWebサイトも含んだ数字ではあるが)
これだけの数のWebサイトから、
まずは自分たちのWebサイトを見つけてもらわなければならない。
ただWebサイトを作っただけでは、誰も見に来てくれないのだ。
例えどんなに綺麗でピカピカのWebサイトを作ったとしても。
それでは、なにをすべきか。
どんなユーザーが、どんな経路で、(わかりやすく考えると、どんなキーワードで検索をするか)
Webサイトへ流入してくるのかを、Webサイトを制作する段階から考える。
そして、必要があれば、Webサイト制作と流入施策の予算配分を再考する。
弊社にご相談頂いた場合は、このあたりもご提案内容に含んでいるが、
ご担当者様ご自身でWebサイトを制作する場合や、Webマーケティングが得意ではない制作会社に依頼する際には、
是非、注意をして欲しい。
全てをシステムで行う必要は無い
間違った認識その2は、
オンライン集客に取り組むのであれば、
全てシステムで自動化すべき、だ。
これは、対面で販売していた店舗のEC化や、
レッスン・スクールのオンライン化のためのWebサイト制作で、よく議論になる。
せっかくオンラインに移行するのだから、
全てシステムで自動化したいという考えはとても理解できる。
しかし、システム構築はお金がかかるのだ。
ご相談頂いた要件からお見積りをお出しするも、
予算確保できず、Webサイト制作自体やめてしまったということがあった。
0か100で考えてしまうと、オフラインからオンラインへの移行はなかなか実現できない。
極論を言ってしまうと、ECサイトであっても、必ずしも決済機能が付いていなければいけないわけではない。
商品が紹介されていて、ユーザーがメールで購入意志を伝え、管理者が振込先をメールで送る。
ユーザーが入金をしたことを確認して、商品を発送する。
これでも、対面での販売ではないので、オンラインへの移行だ。
手動で行う作業と自動化すべき作業を、予算との兼ね合いを見ながら、振り分けていく。
特にシステム面が重要になるECサイトやオンラインレッスンサイトは、
このあたりが重要になる。
おわりに
本当になにもかもが大きく変わったと感じる。
様々な当たり前が当たり前ではなくなったWithコロナ時代。
これで終わりではなく、さらに変化は加速するのではないかとも見られている。
その変化に対応するだけでなく、先回りをして、
変化に対応しようと思った時に頼れる存在になれるよう、
これからも取り組んでいこうと思う。