すっかり私たちの生活の一部となった「SNS」ですが、
最近は、個人だけでなく会社やお店、商品、キャンペーンなど様々なアカウントが存在していますよね。
と言うことで、「うちもSNSを開設するからよろしくね」なんていきなり丸投げされ、
ある日突然運用担当者になり、どうしたらいいか分からず、もう会社なんて辞めてやろうかと考えている方のために
企業アカウントの開設・運用について改めてお話していこうと思います。
目次
【最重要】メディア選定
現在主流となっているSNSは、LINE・Instagram・Twitter・Facebook・TikTokの5種類です。
自社、または商品やキャンペーンのターゲットは誰なのかによって適したメディアは異なります。
LINE
月間アクティブユーザー数:8,900万人
日本のスマートフォンを持っているほとんど全ての人が利用するチャットツール。
公式アカウントを作成し情報発信をすることでメッセージに通知が届く。
月間アクティブユーザー数:3300万人
若い世代の女性がメインユーザーで、最近では検索ツールとしても使用されている。
ハッシュタグやストーリーズの有効活用がカギとなる。
月間アクティブユーザー数:4500万人
リツイートによる拡散が最大のメリット
他ユーザーとの距離が近い分コミュニケーションを取りやすいが【炎上】には注意が必要。
月間アクティブユーザー数:2600万人
他のメディアに比べ、ユーザーの年齢層が高く、ビジネス利用するユーザーも多い。
「実名登録」のため広告配信の際はターゲティングの精度が高まる。
Tiktok
月間アクティブユーザー数:950万人
10代~20代前半に絶大な人気
流行の入れ替わりが激しいため”バズ”れば認知度が一気に高まる。
データ参照元:総務省 令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
何を投稿すればいい?
最重要ワード「親近感」
「メディアを決めてアカウントを立ち上げる」ここまではあくまで準備段階です。
ここから日々の投稿や顧客とのやりとりを通じて、購入につなげていくことがSNS担当者に課せられた使命です。
一番やってはいけないのは「ただ商品画像をアップして告知をすること」です。
告知ばかりのアカウントは、よほどその企業のファンでない限り、むしろ嫌われます。
SNSの運用で重要なのは「親近感」です。
いわゆる”中の人”つまり運用者の、人柄や熱意を役に立つ情報と共に伝え、
まめにコミュニケーションをとり、企業アカウントを身近に感じてもらうことが大切です。
こうした日々の積み重ねによりアカウントのファンを少しずつ増やしていくことで、
商品・サービスの案内をした際にしっかりと見てもらえる、ひいては購入獲得に繋がっていくのです。
”役に立つ情報”とは
では”役に立つ情報”とは何でしょうか。
これには正解はありません。つまり「なんでもいい」のです。
ポイントは大きく3つです。
- ターゲット(見込み顧客・ペルソナ)は誰か
- ターゲットはどんな情報を求めているか
- あなたの会社の強みは何か
これらをよく考え、投稿内容の方向性を決定します。
例えば・・・【地域密着型パン屋さんの例】
私の家の近くに有名なパン屋さんがあります。
このパン屋さんは、SNS運用がとても上手で、連日行列・完売の超人気店です。
このパン屋さんは先ほどの3つのポイントをしっかりおさえています。
- ターゲット:①お店の近くに住む地元の人 ②全国各地のベーグル好きの人達
- 求めている情報:①その日の販売状況やメニューの最新情報 ②このお店だけのベーグルの特徴やこだわり
- お店の強み:地元の農園から新鮮な食材が仕入れられる・ベーグル作りのプロである
【Instagram投稿内容】
フィード投稿:期間限定商品の紹介・使っている食材の説明・ベーグルを作るコツ・温め直しのコツ・予約方法の説明
ストーリーズ:商品を作っている様子や販売状況(残り何個!など)を顔出しでアップ・農家の方が食材をもって来てくれる様子を投稿
このように、お店の方や農家の方の顔が見えることで「親近感」を持たせ、
食材の情報や販売状況、家でベーグルを美味しく食べるための方法など「役に立つ情報」を発信しています。
まとめ
SNSで結果を出す(フォロワーやサイト流入の増加)には、時間がかかります。
投稿内容もインサイト分析から徐々に正解を見つけていくものです。(※インサイトの見方はまた改めて説明します)
運用担当になったということは、SNSマーケティングに強くなるチャンスを得たということです!
この記事を見て、SNS運用に少しでも前向きになってくださる方がいたらいいなと思います。