
こんにちは。
ディレクターのMです。
Webサイトの制作が始まる時に行われるキックオフミーティング。
この場に、Webディレクターも参加しますが、実際にキックオフミーティングをどう進めるべきか、どうコミュニケーションをとるべきかわからない・・・なんてことありませんか。
特に限られた時間内で何を聞けば良いのかは迷ってしまいますよね。
今回はWebディレクターがキックオフミーティングで押さえておきたいポイントをご紹介します。
目次
キックオフミーティングとは?
キックオフミーティングはWebサイトの制作を進めるために行う最初の打ち合わせのことを呼ぶことが多いです。
また、キックオフミーティングには大きく2つの種類があります。
1.制作会社内でのキックオフミーティング
2.制作会社とクライアントを交えたキックオフミーティング
それぞれご説明します。
1.制作会社内でのキックオフミーティング
「社内キックオフ」とも呼ばれるもので、制作案件に関わる社内スタッフで行います。
弊社では、主に案件を受注した「担当営業」と制作を担当する「Webディレクター」で行うことが多いです。
主な目的として、以下があげられます。
・クライアントの概要の共有
・Webサイト制作の目的や方向性の確認
・実装する仕様についての共有
・スケジュールの共有
2.制作会社とクライアントを交えたキックオフミーティング
こちらが一般的なキックオフミーティングを指すことが多いです。
「担当営業」、「Webディレクター」、「制作担当者(可能であれば参加)」、「クライアント」で行うことが多いです。
主な目的は以下があげられます。
・プロジェクトメンバーの紹介
・Webサイト制作の目的や方向性の再確認
・Webサイト制作を進める上で必要な内容のヒアリング
・スケジュールの共有
・今後のやり取りの確認(メールなのか、チャットなのか)
では、実際にキックオフミーティングで何をヒアリングできればプロジェクトは成功しやすくなるのでしょうか。
キックオフミーティングでヒアリングすべき内容とは?
早速結論ですが、ヒアリングするべきはクライアントの「現状の課題」と「理想の姿」です。
正直、サイト制作を進めるにあたって、必要な情報は膨大にあります。
「サイトの設計はどうするのか?」「どんなデザインにするのか?」「イメージカラーは?」「サーバーとドメインは?」
ヒアリングしなければならないことはたくさんありますが、キックオフミーティングは大体1時間程度で行うことが多いです。
1時間は長いようであっという間に終わってしまいます。
ですので、まずはクライアントが現状どんな課題を抱えていて、サイトを制作することでどんな状態になりたいのかを言語化して確認することが一番のポイントです。
案件の受注段階で既に明確になっていることも多いですが、プロジェクト成功の「核」となる部分なので、しっかりと確認しましょう。
また、せっかくクライアントと対面して話し合える機会なので、クライアント本人の口から直接聞くこともとても大事です。
「現状の課題」と「理想の姿」がヒアリングできたら、残っている時間で具体的にサイト設計やデザインなどのヒアリングに移っていくのが良いかと思います。
具体的なヒアリング事項については、こちらの記事で解説しておりますのでよろしければご参考ください。
【参考記事】
プロジェクトキックオフ時に固めるべき内容とは
クライアントとの関係構築も重要
さらにキックオフミーティングで重要なのがクライアントとの関係構築です。
キックオフミーティングが初めてのクライアントとの顔合わせになることが多いと思いますが、
クライアントの性格、ITリテラシー、コミュニケーションのレスポンス、立場なども把握できると良いでしょう。
Webサイト制作は制作会社が一方的に作るわけではありません。
サイト内で使うテキストや写真、サーバー契約、チェックなどはクライアントにも協力していただく必要があります。
クライアントをよくよく理解した上で、歩調を合わせて、共に良いサイトを制作していく心持ちが重要です。
キックオフミーティングで良い関係が築けていれば、多少の聞き漏らしがあったとしても、後から追加で聞きやすくなりますので。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
制作会社とクライアントでのキックオフミーティングで押さえておくべきポイントをご紹介しました。
現在Webディレクターの方、今後Webディレクターを目指される方の参考になれば幸いです。
私自身、まだまだ至らぬ点も多いため、今回の記事の内容を今一度心に留めて業務にあたっていきたいと思います!
キックオフミーティングを成功させ、プロジェクトをゴールに導いていきましょう。