こんにちは。ディレクターのTです。
当社ではサイト制作に伴い必要な写真を撮影することが多々あります。
特に、「人」を見せることが大事な採用サイト制作の際は撮影を行うことが多いです。
今回は、私がこれまで撮影ディレクションを行ってきた中で学んだ
採用サイト用の写真撮影で気を付けるべき5つのポイントをご紹介します。
目次
Point1.撮影場所の確認は念入りに
撮影をスムーズに行うために撮影場所の確認は非常に重要です。
どういった写真を撮りたいのかを明確にしたうえで
場所のイメージをクライアントに伝え、撮影する場所を決定します。
広さ・背景・家具や家電がある場合はそれを動かせるか、光の入り方や明るさなどを把握し、
カメラマンに共有することで、当日落ち着いて撮影することが出来ます。
ロケハンが出来るとベストですが出来ない場合は撮影場所の全方向の写真などを確認しておくと良いです。
また、撮影場所が複数ある場合はその導線の確認と移動時間を把握し
香盤表(撮影スケジュール)に落とし込んでおきましょう。
Point2.撮影カットのパターンは多めに(参考必須)
撮影前にカットイメージの資料を用意することが基本になりますが
撮影時に構成・デザインが決まってない場合や、
決まっていても後から変更になる場合があります。
後から「こういう写真も撮っておけばよかった・・・」ということにならないように
例えば、寄りと引き、右向きと左向き、笑顔と真剣な表情、小道具ありとなし などなど
出来るだけ多くのパターンを撮影しておくと良いでしょう。
また、撮影時、対象者にどういう写真を撮るのかを説明します。
その際、参考写真がないと撮影に慣れていない方はどうしたらいいか分からなくなってしまいます。
そのため、参考写真は印刷する、タブレット表示出来るようにしておくなど、
必ず見せられる状態にしておきましょう。
Point3.写真の余白は広めにとる
Point2と同様に、撮影時に構成やデザインが決まっていない場合や、変更になる可能性がある場合
ある程度柔軟に対応出来るようにしておかなければなりません。
たとえば、こちらの画像を使用したいとします。
最初からこのサイズで撮影した場合、画像を挿入する枠のサイズ変更などに対応出来ません。
予め余白を広めに撮影しておくことでトリミング次第で
どんな画像枠にも対応出来るようになります。
Point4.撮影対象者を注意深く見る
撮影する写真はクライアントの採用活動に関わる非常に重要な写真です。
そのため少しのことでも見落とさないように目を光らせておく必要があります。
私は以下のポイントを注意して見るようにしています!
是非参考にしてみてください。
★襟や袖、裾がおかしくないか
★ネクタイが曲がっていないか
★眼鏡に光が反射していないか
★背景や周りにティッシュなどが移りこんでいないか
★窓の反射で撮影者や別方向のものが映っていないか
★対象者の姿勢と手の位置
★対象者の髪が乱れていないか
Point5.撮影当日はとにかく動いて喋る!
ディレクター(現場責任者)の一番大事な役割は、撮影をスムーズに進めるための
当日の臨機応変な対応と明るい現場作りだと考えています。
カメラマンが動きやすいように周りのものを動かしたり、
撮影対象者に都度、説明やポージング、表情の指示をしたりという基本的なことから
アクシデントや想定外の出来事が起きた際、当日に判断しなければならないことも多々あります。
私は、クライアント担当者や撮影場所の責任者・カメラマン・撮影対象者と会話を密に行うことが
その場その場での判断をするための重要なポイントだと考えています。
また、撮影しやすい現場作りのために常に笑顔でいることも心がけています。
まとめ
サイト内に差し込む写真は非常に重要です。
事前準備も当日もいろいろなことに気を回さなければならず大変ですが、今回のこの記事が少しでもお役にたてば幸いです。