コーダのKです。最近、TwitterAPIの有料化が行われました。
恐らく世界中で多くの開発者が影響を受けた(受けている)かと思われますが、プラン変更が行われたのは今年の5月の初め頃。
意外とプラン変更に伴う実際の影響の情報がまだ少ないかと思ったので、今回、受けた影響をまとめていきたいと思います。
影響1 JetpackでのTwitter共有ができなくなった
JetpackといえばWordPress.comを運営するAutomattic社が開発する、いわゆる公式的なものに近いWordPressプラグインですが、
そのプラグインでのTwitter共有(WordPress側での投稿とTwitter投稿の連携)が出来なくなりました。
以下のリリースに記載がありますが、急にTwitter社が大規模な規約及び価格改定を行い、交渉を行ったが条件面で合意に至らなかったという旨が記載されています。
多機能なJetpackでSNSを一括連携していたユーザーは数多くいると思うので、かなり影響が大きそう、
この規模の開発元のプラグインでも対応を取りやめるということで、かなりTwitter社がAPIの利用に関して高額を課す方針転換を行ったことが伺えますね。
影響2 これまでのAPI連携が停止された。
Twitter連携に関して、「NextScripts: Social Networks Auto-Poster」を使用することが多かったのですが、APIの変更に伴い連携が停止されていました。
Twitter DevelopersでAPIキーを発行し連携していたのですが、確認すると、SUSPENDEDの文字ともに
This App has violated Twitter Rules and policies. As a result, it can no longer be accessed. For assistance, submit a support ticket.
このようなテキストが表示されていました。規約違反している旨が記載あるわけですが、これだけ見ると何の規約に違反しているのか全く分からないのですよね。
原因としては今回、変更前プランのv2とv1.1の無料アクセスが停止となりましたので、以前から行っていた連携は規約違反となり、
停止されているということかと思われます。
投稿のみの利用1,500ツイート/月などの制限を設けた無料プランは現在も提供されているので、Twitter Developersで新たにアプリを作成しAPIキーを発行することで連携復旧出来ました。
まとめ
Twitter、FacebookなどのAPIの仕様変更などは度々行われ、その度にサードパーティのプラグインなどは影響を受けるわけですが、
今回のTwitter社の変更はかなり大きなものとなりました。
インターネットで少し調べるだけでも様々なTwitter連携のサービスが停止や機能制限を打ち出しています。
有料プランに関して費用がかなり高額となるので、Twitter連携系のサービスの継続提供が難しくなったという背景があるようです。
今回の変更の理由としてTwitter社は「悪質なbotを排除するため」という点を挙げていますが、結果としてかなり収益性を重視したような印象を持ちました。