こんにちは!ディレクターのTです。
SPCでは日々多くのサイト制作に携わっていますが、
1社またはひとりで複数のサイトを運用するお客様もいらっしゃいます。
例えば、コーポレートサイト・採用サイト・サービスサイトの3つの運用や、
大卒者向け新卒採用サイト・高卒者向け新卒採用サイト・中途採用サイトの3つの運用などパターンは様々です。
そういった場合に便利なのがWordPressのマルチサイト機能です。
今回はマルチサイトとはどういったものか、
また、マルチサイトのメリットデメリットについて詳しく紹介していきます。
目次
WordPressマルチサイトとは?
通常ひとつのサイトを運用するためにはひとつのWordPressが必要です。
しかし、マルチサイト機能を使えば複数のサイトをひとつのWordPressで管理することが出来ます。
正確にはひとつのWordPress内に複数の管理画面をつくることが出来ます。
そのため、ログイン情報を複数持つ必要がなく、一元管理が可能になります。
ただ、運用方法やサイトの仕様によってデメリットもあるので注意してください。
WordPressマルチサイトのメリット
開発工数の削減と管理の一元化
上記導入部分でも触れましたが、ひとつのWordPress上で管理出来るので
管理が非常に簡単になります。
開発時、改修時のWordPress本体やテーマ・プラグインのインストールやアップデートも
複数のWordPressで管理する場合はそれぞれで作業を行う必要がありますが、
マルチサイトの場合は1度で済んでしまいます。
管理者(ユーザー)はサイトごとに登録することが出来るので
運用担当者がサイトごとに異なる場合も管轄分けが可能です。
サーバー・ドメイン費用の削減
複数のサイトを運用する場合、通常それぞれのサイトで
サーバー・ドメインの契約が必要になります(※)が、
ひとつのWordPressで完結するマルチドメインサイトであればこの契約もひとつで済みます。
※レンタルサーバーの場合、サーバーによって契約内容が異なりますが、ひとつのサーバーアカウントにひとつのWordPressしか入れることが出来ない場合があります。サブディレクトリサイトの扱いもサーバーによって様々なので複数サイトを運用する場合は、サーバーの仕様をよくご確認ください。
また、ひとつのドメイン配下に複数サイトをつくっていく場合
同一ドメイン内のコンテンツの強化にもなり、ドメインパワーを強めることにもつながります。
(ドメインパワー:検索エンジンからの評価指標。SEO対策等で向上を図る。)
WordPressマルチサイトのデメリット
サーバー・テーマ・プラグインで未対応のものもある
ほとんどのテーマやプラグインは通常のWordPressサイト向けにつくられています。
そのため、マルチサイトには適応していないものがあります。
あらかじめ、インストールする予定のテーマやプラグインが
マルチサイトに対応しているかを調べてから、構築を始めると良いでしょう。
同様に、サーバーの仕様や契約内容によってはマルチサイトに
対応していないものもありますので事前に確認しておきましょう。
サーバースペックによってはサイトが重くなることがある
ひとつのWordPress内のデータが多くなるので
サーバースペックによってはサイトの動作が重くなる可能性があります。
重くなってしまった場合は、プラン変更やサーバー移管をご検討ください。
エラーが全サイトに影響する
インストールやアップデートが一度で済むのは大きなメリットですが
その際にエラーが発生した場合は全サイトに影響が出てしまいます。
こまめにバックアップをとることと、
アップデートなどは必ずテスト環境で試してから本番環境で実行することを徹底してください。
最後に
SPCでもWordPressマルチサイトの制作実績はあるので
サイト制作の際は是非ご相談いただければと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました。