#仕事の話
【目標設定のコツ!】「SMART」とは?

こんにちは。ディレクターのKです。

皆さん、今の仕事において目標を設定して行動していますか?
前回、目標設定の重要性についてご説明しました。
物事に対するモチベーションが上がったり、行動に迷いがなくったり、その結果として無駄な時間を最低限に抑制できたり、目標設定には様々なメリットがあることがわかりました。

今回は「目標は正しく設定しないと意味を持ちません」ということをお伝えできればと思います。

どういうことかと言いますと、例えば極端な話、目標を「いつかスゴイ人になる!」と設定するとします。
流石にお気づきかもしれませんが、残念ながらこの目標はほとんど意味を持ちません。
「いつか」「スゴイ人」というように、個人の裁量によっても変動する曖昧な目標を設定しているため、結局どうなれば目標達成なのか判断できないのです。
そのため簡単な言葉で表すと「誰もが全く同じ認識(イメージ)を持てる」目標が良い目標と言えるでしょう。

では「誰もが全く同じ認識(イメージ)を持てる」目標を決めるためにはどうすればいいのでしょうか。
今回は目標設定の代表的なフレームワーク「SMART」をご紹介します。

「SMART」とは

「SMART」とは以下の項目の頭文字をとったもので、各項目を理解・実践することで目標達成の精度を格段に高めてくれます。

S(Specific:具体的な)
M(Measurable:測定可能な)
A(Achievable:達成可能な)
R(Related:関連的な、現実的な)
T(Time-bound:時間の制約がある)

それぞれを詳しく解説していきます。

Specific:具体的な

自分が達成したいことをできるだけ明確に具体的に定めましょう。
前回の重要性の部分でもお伝えしたように、明確であればあるほどそのための手段(行動)も明確になり迷いがなくなります。

冒頭で例に挙げた「スゴイ人」とは具体的に何を示すのか、人によって認識が異なりますよね。
だからこそ自分にとっての「スゴイ人」を例えば「総理大臣」「宇宙飛行士」「警察官」などの職業に置き換えることで、目標は格段に明確になります。

Measurable:測定可能な

目標には達成基準が明確になっていることが重要です。例えばダイエットは「痩せる」ことが目的で、どんな状態になれば痩せたと言えるのでしょうか。
ここで使うべきは数字です。数字は揺るがない事実ですので誰もが全く同じ認識(イメージ)を持つことができますよね。
ダイエットだと「体重〇kg」「ウエスト〇cm」という具合です。
仕事だと「1日電話アポ50件掛けます」等になります。
また目標数字の良いところは進捗状況が明確にわかるところです。残りどれだけ頑張れば良いのかが明確だとモチベーションアップにもつながりますよね。

Achievable:達成可能な

その目標は達成可能なものでしょうか。
自分のスキルに見合わない難易度の高い課題だと、人間は「難しくてやる気が出ない」と不安どころかお手上げ状態になりパフォーマンスが下がる原因となるため注意が必要です。
例えば、今まで運動もろくにしてこなかったのに、突然「毎日ランニング5km」を目標に定めても恐らく達成は難しいですし、未達成のストレスから怠けてしまう可能性もあります。
目標を設定した後には、それが達成可能かどうか、あらためて検証するようにしましょう。

Related:関連的な

目標は常に最終目標・目的に関連しているものであるべきです。
目標も言い方を変えれば最終目標・目的を達成するための手段の1つに過ぎません。そのため、ここの方向性が違えばモチベーション低下につながります。

例えば、サッカー選手になるためにバットを1日100回素振りしても何の意味もありません。
これは極端な例ですが、目標達成に執着していると目的を忘れてしまうことが多々あります。
そのため定期的に目的に立ち戻って、途中だとしても修正しながら進んでいく必要があるのです。

なぜその目標が自分にとって重要なのか、達成することで何が得られるのか、目の前のことだけでなく先のことまで見据えた上で考えてみてください。

Time-bound:時間の制約がある

目標達成までの期限を決めましょう。
「年俸1億規模の野球選手になる!いつか」
具体的で、測定可能で、達成可能な目標ではありますが、期限がないことでいつ達成するのかがわかりません。
仮に達成するのだとしても、期限を定めていなければ、モチベーションを高く維持しながら目標達成に取り組むことは難しいでしょう。
期限があるからこそ、綿密な計画を立てられて、それに沿って集中して取り組むことができるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
まずは小さな目標でも良いので「SMART」に沿って設定することで徐々に習慣づけていきましょう。
最初は事象を具体的にすることや、現実的な数字に定量化することは難しいかもしれません。
なぜなら、そこには知識と経験が必要だからです。特に定量的な目標に関しては先人に倣えで会社の先輩、業界で活躍している人に聞いてみるのが良いかもしれません。
人に聞くのが難しければ、今はインターネット上やYoutubeなど情報はいくらでも転がっていますし、あとは情報を取りに行くかは自分次第です。
目標達成することでたくさん得られること、学びがあります。どうか学ぶことを辞めずに一緒に理想の自分になりましょう!

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