こんにちは!ディレクターのKです。
今回はデール・カーネギーさんが書いた名著『 人を動かす 』の紹介ブログ第2弾です!
■はじめに
皆さん、仕事や日常の中で人に好かれている人って周りにいませんか?
もっと具体的に言うと、なんだか話を聞いてもらいたくなったり、自分が困った時にこの人に相談したら安心!という人。
そういう人って気づいたら周りに人が集まってくるんですよね。
しかし、どのようにすれば人から好かれたり信頼されたりするのでしょうか。
その答えが詰まった名著、デール・カーネギーさんの『 人を動かす 』の中から今回は「人に好かれる六原則」をご紹介します!
前回は第1弾として「人を動かす三原則」についてご紹介いたしました。
まだご覧になっていない方は是非こちらもチェックしてみてください!
【人を動かす】第1弾「人を動かす三原則」って?
■『 人を動かす 』はどのような本か
この本はビジネス上で人に依頼する立場になった時に使える「人を動かす」ための教え、要するにマネジメントの本質について書かれた本です。
様々な事例を用いて人を動かすための本質を紹介しています。
■人に好かれる六原則について
– 誠実な関心を寄せる(人に深い関心を持つ)
結論から言うと「自分に興味を持ってもらいたいならば、まずは相手に興味を持て」ということです。
そもそも人間は他人のことよりも自分のことに関心を持っています。自分のことを話すのが好きな生き物なんです。
どんなに相手に自分のことをアピールしたり話したりしても、相手が自分に対して自発的に興味を持っていない限り
そのアピールは相手に響きません。つまり好かれることはないのです。
だからこそ相手から自分に興味を持ってもらいたいならば、まずは相手に対して誠実な関心を寄せて同等の時間を使うことが重要なんです。
その中で同時に自分磨きを続けることで、より相手からも誠実な関心を寄せてもらいやすくなります。
– 笑顔を忘れない
笑顔を見せるだけで相手はあなたに好感を持ちます。
極端な話、ムスッとした顔をしている人よりも笑顔の人のほうが関わりやすいですよね。
また笑顔は伝染します。相手が笑顔だと自分も思わず笑顔になってしまうものです。
だから苦しくて疲れていて笑えない人にこそ、笑顔を向けてあげましょう。
本書にもあるように与える笑顔が残っていない人ほど、笑顔を必要としています。
要するに笑顔は人を救うのですね。
逆に自分自身が苦しんでいる時、難しいかもしれませんが無理にでも笑ってみてください。
言葉と同じで、嘘でも笑ってるうちに自身の気持ちも改善することが科学的に証明されています。
– 名前を覚える
私自身、これが一番重要だと考えています。
名前を覚えることに加えて「名前を呼ぶ」ことをとても大事にしています。
当たり前のようで意外と皆さん忘れがちですよね。
大前提、1つ目でもご説明したように人は自分自身に関心を寄せています。
多くの人が無意識的に自分の名前を大事にしているのです。
なぜなら名前はアイデンティティであり、呼ぶことで相手に重要感・特別感を与えることができ承認欲求を満たすことができるから。
だからこそ相手の名前を覚えて、呼ぶことで相手から好かれやすくなるのです。
– 聞き手に回る
いわゆる、聞き上手になれということです。
注意していただきたいのはただの聞く人になってはなりません。
相手の話したいことを考え引き出し、それに対して相手の求めるリアクションをするのが聞き上手なのです。
難しいように思えるかもしれませんが、相手が楽しく答えられる質問をすればよいのです。
例えば、「週末よくミュージカルを観に行っているって言っていたよね!どういう作品を見るの?」という質問をしてみます。
事前情報が正しければ、ここから相手が楽しそうに話してくれる姿が想像できますよね。
このように普段から相手に関心を寄せて会話や観察をしていれば、相手に何を話している時が楽しいのか見えてくるはずです。
そうすることによって相手は「この人と話すの楽しい!」と思ってもらえるはずです。
– 関心のありかを見抜く
前述で聞き上手になることで、相手が話していて楽しいことが何なのかわかりました。
その次は、相手が求めている情報を与えてあげることです。
例えば、ミュージカルの話をしてくれた相手に
「そういえば来年○○のミュージカル作品が日本に来るらしいよ!原作知っているんだけど心温まる作品で、、○○さんってそういうストーリー好きだったよね?」
このような話をしてみるとどうでしょうか。
純粋に相手にとってありがたい情報でありつつ、後半部分で相手のことをちゃんと理解して考えて教えてくれていることが伝わりますよね。
この後この2人は一緒に観に行くのでしょうか。。。
それはさておき、このような相手の関心のある情報を与えることで重要感・特別感を感じさせることができるのです。
– 心からほめる
最後はとてもシンプルで「心から相手をほめる」ことです。
これまでもお伝えしているように自己の重要感を満たすことが、人から好かれるためには大事です。
その中でも心からほめる行為は最も直接的に重要感を満たす行為であると言えるでしょう。
ただ無理にほめなきゃと思う必要はありません。
思ってもないことでほめるのは、相手にとって薄っぺらいお世辞に聞こえてしまい、むしろ信用を落としてしまう可能性もあります。
本当に思っていることであれば伝える内容だけでなく、自ずと表情や声のトーンに表れるので意外と相手は気づいています。
こればかりは伝える時のポイントというより「自分の心に本当に響いたことだけをほめる」ということ、
逆に言えば「自分の心に響いたこと以外は褒めない」ということを意識するといいでしょう。
■最後に
第2弾「人に好かれる六原則」はいかがだったでしょうか。
人に好かれるためにも、相手に重要感を与えることは人を動かす三原則でも共通する部分でしたね。
ただその中でも「相手に誠実な興味・関心を持つ」ということが今回のまとめとして相応しいキーワードではないでしょうか。
結局のところ自分の話を親身になって聞いてくれて、時に自分が欲しい情報を与えてくれる人はとても安心できますから、
私ならそんな相手には何か返したい!もし困っていたら手を差し伸べたいって思ってしまいます。
また同じ内容でも誰が言っているのか、例えば自分が好きな人や信頼している人から言われるのか、嫌いな人や薄っぺらい人から言われるのかでは全く印象が異なりますよね。
だからこそ人を動かしたければ、まずは相手から好かれる・信用されることが大切なのです。