#仕事の話
【人を動かす】第1弾「人を動かす三原則」って?

こんにちは!ディレクターのKです。
今回はデール・カーネギーさんが書いた名著『 人を動かす 』について、ご紹介します!

■はじめに

私的には「人は変えられない、人に過度に期待しない」という考え方ももちろんありますが、そこは結果であって「人を動かす」ための種は巻くことができるんです。
人間観察が好きな私は、自分自身のネガティブな面やポジティブな面の感情に向き合うことで、種があることに気づきました。
とてもシンプルな話なのですが、例えば仕事において「人を動かす」場面って結構必死じゃないですか?思い通りにいかなかったり伝わっていなかったり、、、だからこそ皆さん種に意外と気づけないんですよね。。

でも安心してください!ビジネス上で人に依頼する立場になったときに必ず使える教えが『 人を動かす 』には詰まっています。
ただカーネギーさんも必死にこの本を書いたんでしょう。。とても情報量が多く長いです。

ということで今回はまず「人を動かす三原則」についてご紹介できればと思います。
それではいきましょう!

■『 人を動かす 』はどのような本か

先述した通り、この本はビジネス上で人に依頼する立場になったときに使える「人を動かす」ための教え、要するにマネジメントの本質について書かれた本です。
様々な事例を用いて人を動かすための本質を紹介しています。

WEBディレクターをしている私は、マネージャーという立場ではないものの社内のデザイナーさん・コーダーさん、それからお客様に対して
依頼をさせていただきながらサイト制作を進めるわけです。
その中で「仕事だ!」と言っても、皆さん人間なので感情によって仕事のクオリティに差異が生まれることもあります。
だからこそこの本の内容を上手く活用し、自分の仕事をコントロールしていきましょう。

■人を動かす三原則について

それでは今回「人を動かす三原則」を見ていきましょう。

 

盗人にも五分の理を認める(相手を批判も非難もせず、苦情も言わない)

たとえ相手が盗人であったとしても、相手を理解し認めるということです。
相手を批判することは仕事において意味を持たず、ただ相手の反発や言い訳(防衛)などを誘発するだけです。

例えば自分の部下が仕事で重要なミスをしてしまいました。
そのミスに対して頭ごなしに怒っても、人によっては委縮してしまい、落ち込んでしまう可能性があります。

この後の3つ目「人の立場に身を置く」にもつながりますが、なぜそうなってしまったのか紐解いてあげて、たとえ要因が怠惰といった人間臭い感情であっても寄り添い、まず認めてあげることが結果的に両者にとって次につながりますね。

 

重要感をもたせる(率直で、誠実な評価を与える)

2つ目は相手の優れている点を率直にストレートに伝えることで「重要感」をもたせるということです。
周りの人に「君の役割が重要だ!」と言われたらどうでしょう?
プレッシャーになるという方もいらっしゃると思いますが、私なら「おお、重要な役割を任してくれた!頑張ろう!」とやる気が生まれます。

もう少し身近な例だと、同じ依頼でも「誰でもやれる仕事だけど、お願い。」と言われるのと「これは君しかできないから(君が得意でクオリティが高いから)お願い。」
と言われるのとではやる気が雲泥の差ですよね。

そこが小手先のテクニックで終わらずに、相手のことをしっかり観察し理解した上で言葉を添えてあげると、なおGoodです!
そして心から感謝を伝えることも忘れないようにしましょう。

 

人の立場に身を置く(強い欲求を起こさせる)

3つ目は人の立場に立ち、相手が何を求めているのか、強い欲求は何なのかを探りコミュニケーションの種にすることです。

相手を動かことは簡単ではありません。常に相手の立場に立ち利益を考えた上で強い欲求を起こさせる必要があります。

例えばお客様とWEBサイト制作を進めていく上で、大幅なデザインの変更要望がありました。(それ以前のディレクション能力に関しては今回触れません…)
大幅なデザイン変更となると、デザイン工数がかかってしまいます。
ちなみに社内事情によりこれ以上の工数は可能な限りかけたくないです。
その際にお客様になんと伝えるのが良いでしょうか。

「そちら大幅なデザインの変更となりますので、追加工数がかかってしまいますがいかがでしょうか。」

一見、問題なさそうにも見えるかもしれません。
ただし上記の文には相手の利益に関わる記述が無いのです。
相手に決断を促すのであれば「追加工数がかかる」から、結果何になるのかを伝える必要がありますね。

今回の場合だと、「追加工数がかかるから追加費用がかかってしまう」なのか「追加工数がかかるから希望納期に公開が難しい」なのか。
仮にこれ以上の追加工数を避けたいのであれば、どの状況であれば避けられるのかをお客様の傾向を見て出し分ける必要がありますね。

■最後に

最後に少し生々しいビジネスの話を例として挙げましたが、結局は相手を動かすためには、直接行動を促すよりもその人の感情を間接的に揺さぶる方が有効なのです。
そのために相手を理解し、要望・欲求を知り、認め、適切なタイミングを与えることが重要だと私は考えます。

少しテクニカルな目線で考えると若干怖いと感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。。。
ただ相手の承認が無ければ人は動きませんから、両者の関係も上手く維持しつつ仕事もスムーズに進むものと捉えていただければと思います。

次回は続編!「人に好かれる六原則」についてご紹介できればと思います。
気になった方は是非『 人を動かす 』を読んでみてください。

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