
こんにちは!ディレクターのTです。
ディレクター職は社内での制作進行の指揮を執ることがメイン業務ですが、
社内調整なんかより、クライアントとの関係を良好に保ち、
信頼を得ることが何より重要であると、入社してからこれまでで身に染みて実感しました。
これまでは「コミュニケーション能力がある人」とは、人見知りせずにだれとでも話せる人だと思っていました。
しかしそれは、ただ「人見知りしない人」なだけだと最近理解しました。
プライベートではそれでうまくやれていても仕事となると全然だめでした…。
真にコミュニケーション能力がある人とは、相手が話しやすい空間をつくることが出来、
聞いた内容に対して適切な回答が出来る人、またそれを仕事に落とし込める人だと思います。
そこで今回は、コミュニケーションの中でも「聞き方」について書いていこうと思います。
目次
自分の話の前にとにかく聞く~聞き方の3つのポイント~
1.「。」まで聞く
相手が話しているところを割って入るのは論外ですが、やってしまいがちなパターンがふたつあります。
①「、」のところで自分が話しはじめてしまう
会話の区切りとなる「、」のところで、自分の話をはじめてしまうのはNGです。
必ず相手が話し終える「。」まで待ちましょう。
②相槌を相手の話に被せてしまう
自分の話をしないまでも、食い気味に「なるほど」など相槌を打たれると相手は話しにくくなってしまいます。
表情での反応や頷くことは大切ですが声の出る相槌は相手の話が終わったタイミングでしましょう。
2.相槌のレパートリーを増やす
「なるほど」だけを連発したり、すべて「そうなんですね」と言うより、
相手の話している内容に応じて相槌の言葉を変えてみると「聞いてくれてる感」がアップします。
また、「はいはいはい」「なるほどなるほど」など同じ言葉を繰り返すこともあまりよくないです。
逆に、「〇〇なんですよ」という発言に対して、「〇〇なんですか!すごいですね」と、
相手の言ったことを繰り返すことも「聞いてくれている感」に繋がります。
3.表情は柔らかく、なるべく口角を上げる
話を聞く際、内容を理解することに気を取られすぎて
顔が固まってしまう人は少なくないかと思います。
思い出してください。面接やプレゼンの際、聞いている人が無表情だったり
険しい顔をしていて、話しづらさを感じたり、余計に緊張したりしたことはありませんか?
そのような聞き手にならないように、表情が硬くなっていないかを常に意識して
出来るだけ口角を上げながら頷くように心がけましょう。
4.共感することを意識する
自分が話したことに相手が共感してくれると嬉しいですよね?
例外を除いては、相手が発言したことには共感や納得してあげると良いです。
仮に相手が間違ったことを言っていても、すぐに否定はせず、
「〇〇さんの意見も一理ありますよね」「たしかにそういう考え方もありますよね」
など一度受け入れるひとことを挟んでから自分の意見を伝えるようにすると良いでしょう。
5.質問する
相手の話を受けて「質問をする」ことは、まる
自分の理解度を上げるだけでなく、しっかり聞いています、理解しようとしています
というアピールにもなるので一石二鳥です。
質問の内容はなんでもOKです。例を以下に挙げてみます。
1.疑問:「なぜ〇〇なんですか?」「どうして●●しようと思ったのですか?」
2.不明点:「▲▲とはどういうことですか?」
3.興味:「▽▽の場合はどうでしょうか?」「◎◎について詳しく教えてください」
最後に
以上の5点に気を付けるだけで相手の話しやすさや話した後の満足感は格段にアップします。
私もまだまだ実践しきれていないのでこれからも「聞き上手」を目指していきたいと思います。
p.s.「この人話しやすいな~」という感想を自分が持った時は話し過ぎている証拠のようです。