#Webマーケティング
EC-CUBEで越境ECは出来る?調べてみた

日本国内でECサイトを構築するとき、採用CMS候補に必ず上がるのが、国産CMSであるEC-CUBEです。
それほど国内だとメジャーなCMSですが、果たして越境ECのような海外展開には耐えるのでしょうか。
少し調べてみました。

初期は困難だった

EC-CUBEがリリースされたのは2006年ですが、当初は国内での取り引きを前提に開発されており、海外利用はあまり考慮されていませんでした。
そのため、越境するためにはユーザー側で深くカスタマイズする必要があったようです。

とくに課題となっていたのは通貨関連の処理でしょう。こちらも元々は日本円が使われる前提で構築されていたため、海外ユーザーに馴染みの深い海外通貨で処理するためには、やはりカスタマイズが必要な状態だったようです。
通貨周りの処理には間違いがあってはいけないので、システム的な部分では最もハードルを高めるポイントだったと思われます。

現在は多言語対応版がリリースされている

しかし、2013年より多言語対応版がリリースされており、標準で多言語・多通貨の対応が可能となっています。
言語に応じて、その国の特色に合った細かなカスタマイズを加えたり、どの言語でも管理画面側は日本語インターフェースといったことも可能です。

ドキュメントも多数ある


多言語版のリリース以前から対応を試みた例が見受けられ、関連ドキュメントやプラグインの類も多数発見できます。
公式も越境に特化したセミナーを開催するなど、情報提供に力を入れているので、情報不足に悩まされることはなさそうです。

結論

「Magento」など、初めからグローバル運用に耐える作りのCMSと比べたら越境対応の歴史が浅いため、飛び切り優秀とは言い切れませんが、気概があれば無理なカスタマイズをすることなく実現可能な状態のようです。
日本語ドキュメントやプラグインの多さによるメリットがある分、初めから適性が高いCMSを上回るポテンシャルも十分にあります。
主要市場であるアメリカ・中国に対応できればいいなど、対応規模が限定的であれば、かなり優位に立ちそうです。

参考

多言語対応版「EC-CUBE」をリリースいたしました。(2013/01/31)
https://www.ec-cube.net/news/detail.php?news_id=205
多言語対応版「EC-CUBE」の機能を徹底解説(海外向けネットショップを作りたい方向け)
http://レンタルサーバー比較まとめ.com/ec-cube/post-603/
越境EC経験者が語るEC-CUBE海外支援セミナー
https://www.ec-cube.net/events/cross-border-ec.php
EC-CUBEは株式会社ロックオンの商標です。
EC-CUBE is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivs 2.1 Japan License.

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