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【SEO対策】ピラーページとは?どのようなページ?
コンテンツSEO

こんにちは。営業担当のTです。
突然ですが皆さん、普段インターネットで検索するとき、表示されたどのサイトを閲覧していますか?
ほとんどの方は一番上か上から3~4番目くらいまでのサイトを閲覧されていると思います。実際私もそうです。
さらに質問なのですが、数十万件と検索結果が出てきますが、検索結果の2ページ目や3ページ目って見られてますか?
私は割と見るほうなのですが、ほとんどの方は1ページ目だけしか見ないようです。
何が言いたいかというと、自社のWebサイトを見てもらいたければ、検索順位で上位に表示される必要があるということです。
SEO対策を行い、なるべく上位に表示されるようにしていこうとさまざまな対策をされていますが、最近「ピラーページ」というものが効果的であるという話を聞きました。そのため、今回は「ピラーページ」について解説していきます。
「ピラーページ」って何ぞや?どんなページなんだ?私なりに調べてみたので、興味を持った方はぜひご覧ください。
 

ピラーページって何?

ピラーページとは、一言で表すと、「Webサイト内トピックの柱(pillar)となるページ」のことです。つまり、「まとめページ」ということになります。1つのテーマに対して、複数のWebページ(以下クラスターぺージ)が存在して、それらをまとめるページがピラーページになります。イメージとしてはこちらの図のような形になります。

「自動車」というテーマに対して、「メーカー」「パーツ」「税金」などさまざまな情報がまとまっており、各種情報を紹介するクラスターページへ遷移させるページとなります。
また、このようにピラーページとクラスターコンテンツをリンクで結んでいる集合体を「トピッククラスター」と呼びます。広く浅く情報を見てもらい、さらに深堀りした情報を知りたい方は別ページへ遷移してもらう構造となります。
ではなぜ、ピラーページが効果的で重要視されているのか?
 

ピラーページが重要視される理由

ピラーページが重要視されるようになった理由としては、2つ存在します。
 

  1. 音声認識デバイスが登場したことで、検索クエリが複雑になったこと
  2. インターネット上に無数の情報が蓄積されていること

 
順番に解説すると、スマートフォンの普及とGoogleHome、アレクサなど言葉で検索ができる「会話型検索」が増加してきました。これにより、1つの検索クエリに複数のニーズが含まれるようになり、複雑になってきました。また、会話型検索だと検索ワードが長くなる傾向にあります。
次にインターネット上には無数の情報が蓄積されていることが挙げられます。インターネットが普及してからさまざまな情報が気軽に調べられるようになりました。その結果、無数の情報が蓄積され、欲しい情報に辿り着くため、検索ワードが必然的に長くなってきました。
まとめると、会話型検索と情報の多さによりユーザーの検索ワードが長くなってきた。と言えます。さらに、検索エンジンもユーザーのニーズに応えようと進化を続けています
検索エンジンもユーザーニーズに応えるため、最近では「コンテンツの品質」を重要視する流れになってきています。これは、ユーザーの検索意図を汲み取って、知りたい情報を表示させるように変化させていくことと考えられます。検索ワードに一致するだけでなく、検索ワードと関連し、ユーザーニーズとマッチしていると判断された情報が表示されるようになります。
その中で、ピラーページは同じトピックをまとめたページとなるため、通常ページよりもコンテンツボリュームが多いページとなります。また、クラスターページへ遷移させることで、ユーザーが欲しい情報に辿り着きやすい構造でもあるため、ユーザーへのメリットだけでなく、Webサイトへもたらす影響も多いため、重要視されています。
まとめると、「ユーザーの欲しい情報へ辿り着きやすいページであり、検索エンジンからもコンテンツ品質を評価されやすいページ」となるため、重要視されるようになりました。
 

ピラーページのメリット

ピラーページの重要性はわかりましたが、ピラーページを作成することで、どのようなメリットがあるのでしょうか?
それは、前項で述べた、「Webサイトへもたらす影響も多い」に繋がります。
Webサイトへの影響とは自然検索順位(SEO順位)を指しています。クラスターページやピラーページが検索上位に出てくるようになるということです。ではなぜ上位に出てくるようになるのか?その答えが次の3つの効果となります。
 

  1. サイト構造が分かりやすくなる
  2. 1つの記事の評価が他の記事にも影響する
  3. 広くユーザーニーズに対応できる

 

サイトの構造がわかりやすくなる

「サイト構造が分かりやすくなる」とは、検索エンジン側が内容を掴みやすくなり、ユーザー側の利便性も高くなるため、サイト全体の評価に繋がりやすいというものです。サイトの構造が明確だと、検索エンジンのクローラーがサイト内を回遊しやすくなり、ユーザーの利便性も高まります。ユーザーも関連するWebページへの導線が分かりやすいため、回遊率が上がり、滞在時間、PV数ともに向上が期待できます。サイト構造が整理できていることから、一貫した評価を得られるようになります。
 

1つの記事の評価が他の記事にも影響する

「1つの記事の評価が他の記事にも影響する」とは、関連するWebページを内部リンクで繋ぐことで、関連するクラスターページも評価されやすくなるというものです。近いテーマのクラスターページがそれぞれ単体で存在していても、評価されるのは品質の高いクラスターページだけになります。しかし、ピラーページにより、関連性のあるコンテンツが集まっているので、どれか1つでも評価されれば、他のクラスターページも評価されやすくなります。そのため、ピラーページにて関連ページを内部リンクで繋ぐことで、サイト全体の評価に繋がっていくことになります。
 

広くユーザーニーズに対応できる

「広くユーザーニーズに対応できる」とは、ピラーページによって関連するクラスターページをまとめているので、ユーザーの知りたい情報に辿り着きやすくなっています。前項でも解説しましたが、会話型検索のように長い検索クエリにも対応できるよう、検索エンジンは進化を続けています。しかし、ピンポイントで解決するWebページを提供するのは難しく、欲しい情報が出てこなければ、再度検索クエリを変更して検索する手間が発生します。しかし、ピラーページでまとめることにより、網羅的に情報を提供できます。そのため、ユーザーが自分のニーズに合ったWebページへ訪問しやすくなる効果が期待できます。
 
このように、ピラーページを作ることで、サイト構造が整理され、ユーザーにとっても、SEOの観点からも一貫した評価を得られるようになります。訪問数が多く、SEO順位が上がることはそれだけ問い合わせ数が増えるチャンスと言えます。問い合わせを獲得するにはやはりSEO順位を上げ、訪問数を増やす必要があるためです。

ピラーページはいつ作ればいい?

そもそもピラーページはいつ作ればいいのか?それはとても単純明快で、Webサイト内に一定のWebページがたまってきたときがベストです。
Webページが少ない段階でピラーページを作成しても、ユーザーにとって有益なものができるのでしょうか?
前項でも述べたように、関連するWebページを複数まとめることで、より幅広いユーザーニーズに応えるのがピラーページのメリットです。そのため、内部リンクが1つ2つ程度の少ない状態では、ユーザーへのメリットはあまりないと言えます。ピラーページに限らずですが、ユーザーにとってメリットのあるコンテンツを意識することが重要となります。
Webページが増えてきたなと思ったら、一度トピックを整理して、まとめた際にどのくらいの内部リンクがありそうか確認してから着手しましょう。
 

まとめ

今回はピラーページについて解説しました。
SEO対策として有効な手段ではありますが、地道な努力と有益な情報から成り立つコンテンツであることがわかりました。
こちらの記事では長くなってしまったので、次回は作成する場合の注意点や作り方を解説していきたいと思います。
 
最後に、弊社SPCではWebサイト制作時にSEO内部対策も含めて制作を行っております。コーポレートサイトやECサイトの制作・リニューアルをご検討の方はぜひお声掛けくださいませ。
 
本記事の続きはこちら
【SEO対策】ピラーページの作り方と注意点
 
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