ECコラム

【初心者でも分かる】ECサイトの基礎知識

ECサイト制作

『「ECサイト」という言葉は聞いたことあるけど、よく分からない。』
『自社で制作をしようという話が出てるけど何からしたらいいか分からない。』

そんな方も多いのではないでしょうか?
最近ではコロナの影響もあり実店舗の販売を専門にやっていたお店も、自社でECサイトを開設するケースが増えてきました。
今回はECサイト初心者の方でも分かる基礎知識を解説いたします。

ECサイトとは?

ECサイトとの“EC”とは『electronic commerce』の略称です。日本語に訳すと『電子商取引』。つまり、インターネット上で商品を販売するWebサイトのことを指します。他にも「ネットショップ」や「Eコマース」と言われることもあります。
私たちの生活で一番身近なECサイトと言えば、Amazonや楽天市場・ZOZOTOWNなどですね!

 

ECサイトの種類

ECサイトと一言で言っても、タイプによって使用方法や運営の仕方が異なります。
ここでは「ショッピングモール型」「自社サイト型」の代表的な2つについて解説いたします。

 

ショッピングモール型

ショッピングモール型とは1つのサイトに複数のショップが集まっているサイトのことを言います。
先ほど挙げた、Amazonや楽天市場・ZOZOTOWNはショッピングモール型のECサイトです。

 

ショッピングモール型のメリット

①集客力が高い
ネットショップをすると言ったら、まずはAmazonや楽天市場を使うことが多いのではないでしょうか?
実際に利用者は多く、2020年4月のMonthly Totalレポートによると
Amazonの月間利用者数5,253万人、月平均44回利用/楽天市場の月間利用者数5138万人、月平均53回利用しています。
つまり、すでに人が集まるところに出品・出店ができるため集客にかかる負担が軽減されます。

②初心者でも始めやすい
シューピングモール型では、すでにあるプラットフォームを活用できるため基本操作さえ覚えてしまえば、知識がない方でも始められます。また、アクセス解析機能が付いている場合もあり、専門的な知識がなくてもサイト分析がしやすく、売上の向上にも繋がりやすいです。

 

ショッピングモール型のデメリット

①出展料や手数料がかかる
Amazonや楽天市場などモールの規模が大きくなればなるほど、費用がかかる傾向にあります。実店舗で出店する際の考えと同様、人が集まりやすい場所はテナント料や運営コストなど様々な費用が発生します。集客するコストはかかりませんが、その分出展料や手数料がかかる仕組みです。

②価格競争になりやすい
ショッピングモール型は集客力が高いため、出店するショップも多いです。
Amazonでは約17.8万店舗(2015年6月時点)/楽天市場では約5.2万店舗(2020年10月時点)出店しています。
当然、自社と同じ商品を販売している会社もあります。ユーザーはより安いショップから買おうとするため、その結果価格競争が起こりやすいのです。

③顧客情報が取れない
ショッピングモール型では顧客情報は、ショッピングモール側のものになるため顧客情報を知ることができません。一度、商品を買ってもらったユーザーに販促をしたいと考えるショップも多いですが、ショッピングモール型ではそれができないのです。

 

 

自社サイト型

自社サイト型とは、自分のショップ専用のネットショップを開設することを言います。独自ドメインを取得してサイト制作から行っていきます。サイト制作といっても、現在はカスタマイズ可能なパッケージや、初心者向けのサービスも増え気軽に自社サイトを構築しやすくなりました。

 

自社サイト型のメリット

①ブランディングがしやすい
自社サイトではサイトのデザインから自社でカスタマイズできます。商品ページのレイアウトや注文画面、マイページなどを自社が設定した機能に合わせ自由にカスタマイズできます。そのためユーザーにショップのブランドイメージをつけやすいです。

②顧客情報を獲得できる
自社サイト型では顧客情報を獲得することができます。一度商品を購入したユーザーにメルマガなどで情報を送ることも可能ですし、ユーザーのサイト内行動を分析し、より購入に繋がりやすいコンテンツを充実させることもできます。結果、リピート客や優良顧客を獲得し、利益を生みやすくなります。

 

自社サイト型のデメリット

①集客に時間やコストがかかる
サイトを開設しただけでは、ユーザーはサイトに訪れません。開設後にSEO対策や有料の広告を出し、まずはユーザーにサイトの存在を認知してもらうことが必要です。サイトを開設したものの、集客がうまくいかずに売上に繋がらないというショップも少なくありません。

②成果が出るサイトにするまで試行錯誤が必要
ユーザーに認知してもらったからと言って商品購入に繋がるとは限りません。サイトの使いやすさなどによって、せっかくサイトに訪れてくれたユーザーが何も買わずに離脱してしまうことはよくある話しです。しっかりとサイトを分析し、購入に至らない要因を分析・改善を繰り返さなけらば、売上に繋がるECサイトにはなりません。

 

いかがでしたでしょうか?ECサイトと一言で言っても、タイプによって様々なメリット・デメリットがあります。
自社がECサイトを作る目的や今後の展開に合わせ、選んでいくことが重要かと思いますので、少しでもこの基礎知識が役立てば幸いです。