ECコラム

ECサイトを制作する前に準備しておきたい5つのこと

ECサイト制作
  • Web広告
  • , 商品開発
  • , 決済方法
  • , 配送方法

 

こんにちは。営業のワタナベです!

今回はECサイトを制作する前に準備しておくべきこと、知っておくべき知識をご紹介します。

 

Webが進んできている昨今では「買い物は基本ネットショッピング」という人も増えてきていますよね。

 

ワタナベ「その服可愛い!どこの?」

トモダチ「ネット。」

 

…この一言で会話が終了することもしばしば。

ネットショッピングが盛んになった今、アマゾンや楽天などのモール型のECサイトから、独自でECサイトを持つ企業も増えてきました。

 

「自社のECサイトを作りたい!」「ブランディングにもこだわって商品をよりよく見せたい!」などたくさん夢が膨らみますが、ただ作るだけで売り上げが伸びなかったらもったいない!

今回は実際に作る前に準備しておくべきこと、知っておくべき知識をご紹介します。

 

ヒアリング項目のまとめ記事が過去にございますので、こちらも合わせてご覧ください。

【過去記事】ECサイトで制作会社に伝えること

 

上記の記事中でも記載されている項目もありますが、その中でも特に重要なことを5つピックアップして載せていきます。

 

 

ECサイトを作るためにまず決めるべきこと

 

そもそも、ECサイトを制作する際に、「まず決めておくべきこと」ご存知ですか?

それは、サイトのデザインでもカートでもなく、「決済手段」なのです。

 

カートの決済を周りを、割高なスクラッチ開発する場合は別として

決済手段 → 決済代行会社 → カート

上記の順番で決めていくのが理想的です。

 

何故、決済手段なのか?

決済手段によって決済代行会社が変わってくるからです。

決済代行会社によって取り扱っている決済方法や手数料も変わってきます。

さらに言えば、決済代行会社によって利用しやすいカートも変わってきます。

 

想定していなかった予算が後から必要になるなどのトラブルを防止するためにも
ECサイトを作る際は、決済手段を決め、全体の流れを計画した上でサイト制作に入りましょう。

それでは、実際に販売する商品の開発からサイトの誘引策までご紹介していきます。

 

①商品開発

 

まずはここが最重要です。「何を」ECサイトで販売するかというところですよね。

販売したい商品はあっても、それをどう消費者に届けるか。最も思考が必要な部分です。

 

ただただ、商品だけを届けるのではなく、ちょっとした工夫が、消費者をファンに繋げます。

お客様が箱を開け、商品を手に取る瞬間を想像してみましょう。

いくつか、同梱すると喜ばれるアイテムをご紹介いたします。

 

  • お礼状やメッセージカード

購入のお礼状や、メッセージカードを一緒に梱包。お礼状は感謝の気持ちが伝わり、好感度アップ!商品に合った可愛いカードやデザイン性の高いものは特に喜ばれること間違いなし!

 

  • 使い方ガイド、パンフレット

商品の基本の使用方法や、特徴の紹介、意外な、便利な使用方法など、届いた商品を使用するときに役立つガイドブックやチラシを同梱て、商品の使用率をアップさせ、リピート率を向上させましょう!

 

  • ショッピング袋

ブランドや商品独自のショッピング袋も想像以上に喜ばれます!「袋が欲しいから店頭で買う」なんて声もしばしば耳にするので、ショッピング袋付きは大きなアピールポイントになるかも。

 

  • 次回使える割引券、お友達紹介キャンペーン

次の購入時に使える割引券や、お友達紹介キャンペーンのお知らせなど、次に繋がる施策を同梱。割引券はリピーター獲得に。お友達からの紹介は一番強い口コミです。

 

梱包内容で印象が大きく変わるなら、やらなきゃ損ですよね!

商品を買ってくれた、自社に興味を持ってくれたユーザーをリピーターに繋げ、ファンをどんどん増やしていきましょう。

 

 

②決済方法

 

商品が決まり、方向性がある程度決まってきたら、

ECの機能の中で最も重要ともいえる決済方法のプロセスに入ってきます。

今や当たり前のクレジット決済からキャリア決済など、多くの決済方法が増えています。

商品やユーザーに合わせた決済方法で利用率を向上していくことが売上アップには必須です。

 

ではどんな決済方法があるのでしょうか?

昨今の決済方法を利用率の高い順でご紹介いたします。

 

  • クレジットカード決済

オンラインショッピングでの支払い方法として最も多いのがこの「クレジットカード」です。若者のクレジットカード離れもささやかれていますが、やはりオンラインショップとなると最もメジャーな決済方法と言えます。アンケート調査でも最も多い決済方法となっています。また、即時決済されるため、お金を取り損ねる事がないのもEC事業者側のメリットと言えます。決済完了後のキャンセル率が低いのも大きな特徴です。ただ、チャージバックの可能性があることは頭に入れておいた方が良いかもしれません。

 

  • コンビニ決済

クレジットカードに抵抗がある人や、持っていない人、学生など若い世代から人気なのがコンビニ決済です。コンビニエンスストアの店頭で24時間いつでも支払いできるところが人気の理由です。払込票で行う、受付番号を発行してレジや端末で行うなど、コンビニ決済の中にも様々な方法があります。

 

  • 代引決済

商品が配送された際に、商品と引き換えに宅配業者に料金を支払う、古くからあるメジャーな決済方法です。商品を確認してから支払いできるという安心感がありますが、購入者側に手数料がかかることが多いです。しかし、主婦層やシルバー層にはなじみもあり、一番受け入れやすい方法かもしれません。

 

  • 銀行(郵便局)振込

銀行や郵便局に行って振込を行う決済方法です。こちらも古くからある方法ですね。最近ではペイジーやネットバンクでの決済も増えてきているので、単純に銀行に振込に行く時代でもなくなってきました。銀行振込だけでも種類がたくさんあるので、ターゲットによって使い分ける必要があります。

 

  • 携帯キャリア決済

クレジットカードの情報などを送信しなくてよいので、個人情報を気にするユーザーには安心感があり、手軽に決済ができます。とても便利で使いやすいキャリア決済ですが、EC運営側としては手数料が高いこともあり導入の敷居が高いというのが難点です。

 

  • Paypal

クレジットカードの情報をPaypalに登録しておくことで、ECサイトにクレジットカードの情報を送信しなくて済むのが大きなメリットです。グローバル展開しているので海外のユーザーも使用しやすい方法ですが、日本での認知度はまだそこまで高くないのが現状です。

 

  • LINE Pay

日本の約7割が使用している、なじみの深いLINEと連動した決済方法です。身近でチャージも簡単、使いやすいのですが、こちらもまだそこまで普及していないのが現状。ですが、今後は主要な方法になりそうです。

 

上記は一部ですが、モール型の情報を利用した決済方法などもあります。

新しい決済方法も出てきており、とても便利で驚くものも多いですが、その分使える人がまだ少ないのも現状です。

比較的新しい決済方法の導入を考える際には、ターゲットや効果をしっかり考慮する必要があります。

まずは業種、ターゲットにあった決済方法を選定しましょう。

 

とても重要な選択になりますので悩まれた際は専門家に相談!

 

③決済代行会社

 

決済手段が決定したら、それに対応している決済代行会社を探す必要があります。

クレジットカード会社は複数あり、一社ずつ契約を結ぶこともできるのですが、そうすると膨大な手間と時間がかかり、業務上の負担が大きくなってしまいます。

 

そこで、この負担を軽減してくれるのが、「決済代行会社」です。

複数あるクレジットカード会社とネットショップを開く店舗の間に入り、面倒な手続きをまとめて、全て代行してくれます。

決済代行会社のおかげで、クレジットカード決済を導入したいネットショップ店舗は、複数のクレジットカード会社と個別に多くのやりとりをすることもなく、それぞれの会社と契約を結ぶことができます。

「決済代行会社」を利用することで浮いた、時間や労力で本業に専念することができます。

 

決済代行会社は、ECサイトのカート選定に大きく関わってくるため、全てを俯瞰的に見ることが重要です。

 

 

④配送方法

 

ECサイトの特徴としても挙げられる配送方法。こちらもお客様と関わる項目のため、選択が重要です。

主な種類としては、宅配便とメール便の2種類があります。

 

  • 宅配便

一般的に多く利用されている配送方法です。必ず配達業者と受領者との手渡しで受け取られ、受領印やサインなどで受取確認を行います。日時指定、代引決済などを利用することができるのも大きなメリットです。荷物の詳細な追跡が可能であり、荷物に保険などをかけて発送することもできるので、セキュリティに関して安心して利用できます。

  • メール便

小さな荷物で主に使用される、荷物を手紙やハガキのようにポスト投函する配達方法です。料金は大幅に安くなります。受領者からしても、不在時に受け取れることは大きなメリットです。ただ、荷物の追跡は宅配便と比べると正確ではない為、セキュリティの面では宅配便に劣ってしまいます。

 

最近は上記以外にも、ロッカー受取型といった、駅や店舗、街中に設置されたロッカーで荷物を受け取ることができるサービスも普及してきています。好きな時間に受け取れることや、家族などに見られることがなく受け取れるプライバシー面でのメリットを感じている人が大きいようです。配送方法もユーザーからしたら重要な判断材料になりますので、ターゲットに合った選定が売り上げをアップする鍵となります。

 

⑤誘引策

 

サイトがいざでき、「よし!これから運用していくぞ」というフェーズで、

モールなど有名な大手には出しておらず、自社ECサイトの場合、まずはサイトや商品自体を見てもらうしかなくなります。

 

そのためには、ECサイトを多くの人に知ってもらう、認知度を上げる必要があります。

そこで重要なのが誘引策です。多くのお客様にECサイトに訪れてもらうには、露出が必須です。

今回は広告施策だけに絞り、ECサイトをより盛り上げていくための代表的なものをいくつかご紹介いたします。

 

…ところでその前に、業界ごとに広告費が違うことはご存知ですか?

自分の業界の広告費はどのくらいが妥当なのか、始めたばかりは誰も分からないもの。

業界の特徴や大きさによっても広告費は左右されますので、まずは知ることから始めましょう!

ECサイト運用の業界別広告費 まとめ

 

では具体的にどのような手法があるのでしょうか。

 

  • リスティング広告

検索連動型のクリック課金式の最もメジャーな広告です。実際に関連ワードを検索したユーザーに表示されるので、興味関心があるユーザーを集めることが出来ます。上限金額を決めて運用でき、クリックされた分だけ金額が引かれるクリック課金なので無駄なく広告を出すことができます。しかし、人気のキーワードはクリック単価が高騰しているため、キーワードの選定がとても重要になります。費用対効果を考えながらの運用が必要です。

 

  • リマーケティング広告

リマーケティング広告は、一度サイトに訪れたユーザーに対して、自社以外の別のサイトを見ている時に広告を出し、印象付ける広告手法です。一度興味を示してくれたユーザーを追いかけ、CVに繋げます。こちらはリスティング広告と比べてクリック単価を比較的安く抑えることができます。

 

  • Facebook広告

認知度の向上を図るには最適な広告手法です。性別、年代、趣味など関連性があるユーザーをターゲティングして広告の配信が出来ます。ターゲットを明確にし、認知度を上げつつECサイトへの導入、購入を目指すことが出来ます。

 

  • アフィリエイト広告

ASPを利用してアフィリエイターと呼ばれる人々に宣伝してもらう手法です。BtoC向けの商品だと特に効果が期待できます。基本的に成果報酬なのでリスクも少ないです。

 

その他SEO施策やSNS、コンテンツマーケティングを意識したメディアECなど様々ございますので、それは今後ご紹介できればと思います。

 

 

今回ご紹介した上記4つの広告手法、ECサイトの誘引策として代表的なものをご紹介いたしました。

こちら全てSPCの得意分野です。少しでも気になった、何から始めたら良いか分からないというご相談でも構いませんので、ご連絡くださいませ。

 

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